忍者ブログ

淑女的浪漫風

淑女のあれこれ



[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

前田利嗣夫人朗子

前田利嗣夫人


鍋島直大(佐賀三十六万石)令嬢
侯爵前田利嗣(加賀百万石)夫人 朗子(さえこ)

この時代、芸妓でも玉の輿に乗って貴婦人となる女性もおられましたが、やはり侯爵家ともなると、お相手はそれなりの方になるようで、鍋島家も皇室と近いお家柄で、直大氏も侯爵の位をお持ちです。
朗子さんは、いかにもお育ちが良さそうな雰囲気をお持ちです。




ご主人の前田利嗣侯爵は、お写真で見ると長身痩せ型。
お顔は少し天皇家の方達に似ていらっしゃるように思います。
いかがでしょうか?







 

拍手[0回]

PR


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

軍人遺族(御物)

軍人遺族

軍人遺族(御物) 1895年(明治28年) 松井昇画 (部分)


松井昇は明治初期、洋画家川上冬崖に学び、後に工業美術学校でイタリア人の自然主義派の画家、フォンタネージの指導を受けた方だそうです。

描かれたのが1895年とあるので、日清戦争で命を落とした軍人の家族を描いたものと思われます。
奥様は、かなりしっかりした女丈夫に見えますが、当時の婚姻状況を考えると、多分まだ三十前後ではないかと。

届けられた形見を前に、静かに悲しむキチンとした服装の子供達と、左手に知らせを持ったまま息子を見つめる毅然とした妻の姿は、良くも悪くも明治的ですね。



天皇 皇后と日清戦争 【DVD】

天皇 皇后と日清戦争 【DVD】
価格:1,783円(税込、送料別)



 

拍手[0回]



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

明治一代女 花井お梅

花井お梅

「名高き芸妓の果てにして、人殺しの大罪を犯したる事なれば、その評判は府下に著しく、寄ると募るとお梅の噂ならざるはなき程なり」


花井お梅は、1887年6月9日夜、日本橋浜町河岸で箱屋(三味線持ち)峰吉を殺し、悪女の名を馳せました。
翌年には黙阿弥により芝居に書かれ、後年は映画や歌謡曲のモチーフにもなっています。
川口松太郎の書いた「明治一代女」が、このお梅を主人公にして有名ですが、物語はこじれた悲恋物という感じ。

上記画像は東京裁判所へ護送される様子を描かれたものです。
無期懲役の判決が下りたものの、恩赦され1903年に出獄。
しるこやを開いたり、自分の事件を芝居にした舞台に本人役で主演するなどして暮らしましたが、芸者に戻り1916年に死去されています。

殺人の動機は、折り合いの悪い実父とのとりもちを峰吉に頼んだ所、身体を要求され逆上し出刃包丁で刺殺、などなど……。
さて、真実は如何に?



 
 
【25%OFF】[DVD] 明治一代女

【25%OFF】[DVD] 明治一代女
価格:3,780円(税込、送料別)



近世悪女奇聞 / 文庫わ 10- 2 (文庫) / 綿谷 雪 著

近世悪女奇聞 / 文庫わ 10- 2 (文庫) / 綿谷 雪 著
価格:880円(税込、送料別)



 


拍手[0回]



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

大隈重信夫妻と明治の看護婦さん達

看護婦さん

明治19年、当時外務大臣だった大隈重信は、内閣から外省に戻る際、省の門前で爆弾テロに遭い、左足を切断する大怪我を負います。
この写真は、治療中の記念撮影のようですね。

後ろにはたくさんの、ちょっとハイソな方達が居並んでおられます。
大隈重信は、早稲田大学の創始者でもあります。

中列右から二人目が綾子夫人です。ちょっと受け口っぽい方。
看護婦さん達の服装は、この写真ではよく分からないのですが、白いエプロンをベルトで締めているみたいですね。
あと、ナースキャップが現代のものより大きいかな?

ちなみに、切断された大隈氏の左足は、アルコール漬けにして早稲田の大隈邸に届けられたのですが、保管用のアルコール代が馬鹿にならないので、赤十字病院に参考品として引き取られたそうです。
今も有るのでしょうか?その左足は。



【送料無料】新世界透明標本

【送料無料】新世界透明標本
価格:1,575円(税込、送料別)


 
綾子夫人の肖像は↓に


 

拍手[0回]

・・・つづき読む?



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

電話交換嬢

電話交換手

1890年(明治23年)日本最初の電話交換所が、東京麹町滝の口(有楽町)に設けられました。

電話交換手は、洋の東西を問わず女性が勤めるものらしく、女学校を出たばかりのような若い女性達がキチンと並んでいます。

髪型も、お手入れに手間のかかる日本髪から、自分で簡単に結える束髪に移行しだした頃のこと。
洋装のお嬢さんは、まだいないようですが。

さて、開設当時の契約者は179名で、局員も十数名で運営されていたそうです。
伝染病のコレラが流行った時は、電話線を通して伝染病も伝播するから解約したいなど、可笑しな話もあったとか。

今は専門の電話交換手さん、ほとんどおられないと思いますが、昭和の頃まではいらっしゃいましたねぇ、ええ。





 

拍手[1回]



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
  

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

淑女カタログ

ブログ内検索

幻想美人


タイトルクリックで展開します









忍者アナライズ

楽天市場








twitter

熨斗と水引


プロフィール

HN:
JADE
HP:
性別:
女性
趣味:
古書店巡り
自己紹介:
古い本と文学好きな、北国の熟女でございます。
Copyright ©  -- 淑女的浪漫風 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]