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幻想の鏡花

今日の午後、テレビで泉鏡花の舞台「天守物語」が放映されていました。
もともと鏡花が、演じてくれるものなら只で書いても良いと言って手がけた戯曲だそうです。
テレビで見る舞台なので、少しスケールが小さくなってしまいましたが、綺麗な作品でした。

ただ、鏡花の幻想をビジュアル化するなら、視覚効果をもっとテクニカルに表現できる映画やドラマにした方が、もっといいかもしれないと思いました。

さて、この泉鏡花は、金色夜叉で有名な尾崎紅葉の門下で、書生として働きながら作品を書いていたそうです。
尾崎家の玄関を入るとすぐ側の二畳の部屋が、彼の仕事場兼書斎。勿論一人の部屋ではありません。他にも小説家志望の若者が二三人。

彼の絢爛な江戸趣味と華麗流麗な文体は、幻想怪奇な物語とともに、短編の名手として名声を博しました。ただ今読むと、文体が古風で流麗過ぎて、情景がよく解らないことも…。

「潦」って何と読むか分かりますか?「にわたずみ」って読むんです。
いちいち辞書を引かないと、意味も分かりません(笑)

自然主義の作家の中には「~空想ででっち上げ」と揶揄することもあったようですが、幻想怪奇好きな柳田国男などは高く評価していたようです。

また、鏡花は藤村の詩的な小説などはあまり好きではなかったみたい。
鏡花の作品は、どうしても怪奇な物語が有名ですが、人情話のような品の良い切ない小品も残しています。

かく言う私は、鏡花の美しい創造世界はとても好きなのですが、やはり時々、状況や風景が理解しきれず、頭を悩ましてしまいます。

そんなに中途半端な理解しか出来なくても、次の作品を読んでみようと思わせるのは、やはり時代を超えて魅力的な鏡花の文体と幻想の世界なのだと思います。






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