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淑女的浪漫風

淑女のあれこれ

カテゴリー「淑女の肖像」の記事一覧

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軍人遺族(御物)

軍人遺族

軍人遺族(御物) 1895年(明治28年) 松井昇画 (部分)


松井昇は明治初期、洋画家川上冬崖に学び、後に工業美術学校でイタリア人の自然主義派の画家、フォンタネージの指導を受けた方だそうです。

描かれたのが1895年とあるので、日清戦争で命を落とした軍人の家族を描いたものと思われます。
奥様は、かなりしっかりした女丈夫に見えますが、当時の婚姻状況を考えると、多分まだ三十前後ではないかと。

届けられた形見を前に、静かに悲しむキチンとした服装の子供達と、左手に知らせを持ったまま息子を見つめる毅然とした妻の姿は、良くも悪くも明治的ですね。



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明治一代女 花井お梅

花井お梅

「名高き芸妓の果てにして、人殺しの大罪を犯したる事なれば、その評判は府下に著しく、寄ると募るとお梅の噂ならざるはなき程なり」


花井お梅は、1887年6月9日夜、日本橋浜町河岸で箱屋(三味線持ち)峰吉を殺し、悪女の名を馳せました。
翌年には黙阿弥により芝居に書かれ、後年は映画や歌謡曲のモチーフにもなっています。
川口松太郎の書いた「明治一代女」が、このお梅を主人公にして有名ですが、物語はこじれた悲恋物という感じ。

上記画像は東京裁判所へ護送される様子を描かれたものです。
無期懲役の判決が下りたものの、恩赦され1903年に出獄。
しるこやを開いたり、自分の事件を芝居にした舞台に本人役で主演するなどして暮らしましたが、芸者に戻り1916年に死去されています。

殺人の動機は、折り合いの悪い実父とのとりもちを峰吉に頼んだ所、身体を要求され逆上し出刃包丁で刺殺、などなど……。
さて、真実は如何に?



 
 
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大隈重信夫妻と明治の看護婦さん達

看護婦さん

明治19年、当時外務大臣だった大隈重信は、内閣から外省に戻る際、省の門前で爆弾テロに遭い、左足を切断する大怪我を負います。
この写真は、治療中の記念撮影のようですね。

後ろにはたくさんの、ちょっとハイソな方達が居並んでおられます。
大隈重信は、早稲田大学の創始者でもあります。

中列右から二人目が綾子夫人です。ちょっと受け口っぽい方。
看護婦さん達の服装は、この写真ではよく分からないのですが、白いエプロンをベルトで締めているみたいですね。
あと、ナースキャップが現代のものより大きいかな?

ちなみに、切断された大隈氏の左足は、アルコール漬けにして早稲田の大隈邸に届けられたのですが、保管用のアルコール代が馬鹿にならないので、赤十字病院に参考品として引き取られたそうです。
今も有るのでしょうか?その左足は。



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綾子夫人の肖像は↓に


 

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稀代の女奇術師 松旭斎天勝

旭旭斎天勝

松旭斎天勝(しょうきょくさいてんかつ)は、明治後半から昭和初期まで、日本や海外の奇術会で大活躍した女性です。
言わば、プリンセステンコーの大先輩に当たる方ですね。

奉公先の店主が、たまたま奇術師松旭斎天一だった縁で弟子となり「天一一座」の海外巡業の際は、キモノと水芸で、好評を得たそうです。

この写真は、巡業中のパリで撮られたようです。

お若い時は、無理やり師匠である天一の妾にされ、自殺未遂までしたそうですが、晩年は良き伴侶に恵まれたとか。
良かった、良かった。


そんな天一の顔、見たいですか?
 




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川上貞奴

貞奴

川上貞奴は、オッペケペー節で有名になった川上音二郎の妻となり、アメリカへ巡業し人気を博した戦前の女優です。

置屋の養女となり、若い頃は芸妓として人気が高く、政財界のお偉方に贔屓にされたそうですが、官憲の弾圧に屈せず破天荒に生きる音二郎に惚れ込んで妻になったとか。

結婚後のアメリカ巡業については、三谷幸喜氏の「恐れを知らぬ川上音二郎一座」で伺い知る事が出来ます。


この貞奴さんの人生は本当にドラマティックで、音二郎亡き後、少女の頃に出会っていた初恋の人、福沢桃介(電力王と呼ばれた福沢諭吉の娘婿)と再会し、その後夫婦同然に仲睦まじく暮らします。
(現代だとスキャンダルですね)

当時貞奴と桃介が暮らしたお屋敷は、名古屋の二葉館(旧川上貞奴邸)として、今も見ることが出来ます。
とても豪奢で、私も一度訪れてみたい場所です。







 

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